湘南にて、地鎮祭を行う

1月29日のよく晴れた湘南の空の下、白川学館会員の方が所有する新たな土地で、白川の地鎮祭を執り行わせていただきました。以下の式次第にて、祭祀が行われました。

当日、現地では、施主のご夫婦をはじめ、現場監督、設計士、工事関係者の方が、力を合わせてテントを張ったり、祭壇をセットしてくれたりと、準備を進めてくださいました。もちろん祭祀に関する部分におきましては、甲府から赴いた白川学館スタッフの作法により、準備をさせていただきました。白米や玄米、野菜や果物、鯛やお酒といった献饌品は、地場産のものをご用意。


祭祀の準備がすべて整い、参加者全員が着席し、定刻通りに地鎮祭は始まりました。厳かな空気に包まれながら、ほどよい緊張感の中、祓詞が奏上され、続いて祝詞が奏上されました。

「清祓ノ儀」におきましては、四方八方、そして真ん中の九箇所それぞれに、水やお酒、塩や米でのお清め、火打による祓い、そして鎮魂をさせていただきました。「清祓ノ儀」を通して、その土地に存在する生きとし生けるすべてのものに対して、謙虚な姿勢であると同時に、これから先、この土地を使わせていただくための、お断りをさせていただきました。



草刈初めノ儀、穿初めノ儀におきましては、設計士、施主、現場監督が、鎌や鍬、鋤を手にとって、「エイ!エイ!エイ!」の掛け声と共に、力強く行ってくださいました。



参加者全員による玉串奉奠も無事に行われ、最後には、このめでたい地鎮祭の日を祈念して、「弥栄(いやさか)」のご発声により、御神酒で乾杯をいたしました。


儀式における自然(神)と人とのコミュニケーションを通して、自然と人が折り合いをつけながら、この地球上で調和をもって生きていく生き方は、縄文から続く、この国に生きる民族に根付いた、大切な精神性であり、またそれは大切な文化として、現代を生きる我々にも、確実に引き継がれています。自然(神)と人が織り成す世界は、実に美しい。