令和を迎えて、最初の建国記念祭を終えて

2月11日の建国記念の日、この日は初代の天皇である神武天皇の即位日で、明治時代には「紀元節」という名で、建国を祝う祝日でした。現在では、建国をしのび、国を愛する心を養う日とされ、1966年に定められた祝日として「建国記念の日」の名で今に至っております。

律令制が取り入れられて以降、国の制度として二官八省(神祇官・太政官・中務省・式部省・治部省・民部省・兵部省・刑部省・大蔵省・宮内省)が確立されたことで、朝廷の祭祀を司る神祇官がおかれ、その神祇官の長としての役割を果たしてきた神祇伯の白川家。長い年月をかけて日本に根付いてきた、その神祇祭祀文化の流れの中で、我々、白川学館は、かつて白川に携わった諸先輩方の意を汲みつつ、活動をさせていただいております。

この建国記念の日、白川学館では甲府の祝殿にて祭祀を執り行わせていただきました。今回の祭祀では、律令制が確立されるよりも以前に書かれたとされる書物「神令」の中身を奏上させていただきました。神と人がどのように関わり、そして人がどのように行動していくべきかが記された「神令」は、今を生きる我々にとっても、大いに役に立つ中身が秘められており、令和の時代を迎えた最初の建国記念の日に、参加者の前で披露させていただきました。

国を形作る上で、大事な役割を果たしてきた神祇官。白川学館は、神祇祭祀文化の顕彰及び継承活動をさせていただくと共に、創造的新日本文化の模索と提唱をさせていただいております。我々白川学館の活動の一端が、社会や国、世界を形作る礎となることを切に願っております。