「白川学館春季皇霊祭」が執り行われる

3月20日に白川学館春季皇霊祭が執り行われました。本年はオンライン祭祀としての開催でしたが、たくさんの方々とともに御皇霊をお迎えできましたこと、御礼申し上げます。

このたびの祭祀におきましては、和歌を奉納させていただく企画を持ちまして、会員の皆様からも和歌を募らさせていただきました。当日までに50首あまりの和歌のご作成をいただきまして、和学教授所のサイト内にも掲載させていただいております。任意としての形での和歌を募集でしたが、祭祀に参加されなかった方々からの和歌も、多くいただくなかで、あらためまして感謝御礼を申し上げます。

七澤代表からは、皆様の和歌のお力をいただくことにより、公をお守りすることに繋がるということのお話もいただきました。皇霊祭の本義、そして、献饌のその本義が広くお伝えされたのではないかと思います。

献饌としまして、このたびは和蝋燭の「木の実」(君)、そして、菜種油の菜種の「田の実」(民)の、キミとタミのそれぞれの灯りをお供えさせていただき、その灯りを通して本来の生き方を、そして、オミという立場の役割としての、宮中祭祀の白川の”おみち”に携わる、その立場としての学び、カミ、キミ、タミの間を取り持つ中で、献饌の器の教えを通じて、皆様と共にそれを確認させていただきました。同時に、そのことが公の社会全体に機能する働きとして、学びとその実践に繋がる器の教えであるということも、共に確認させていただきました。

春季皇霊祭の祭祀を通じまして、御皇霊のお立場と、白川のおみちの役割を学ばさせていただくことで、公の活動展開に共に活かさせていただきたく存じます。

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