12月12日日曜日に令和3年12月の、師走の月次祭が、祝殿にて執り行われました。オンライン、リアルによる同時開催のもと、ご参加をいただきました。祭祀の後に、七澤久子代表理事をはじめとしまして、各理事よりお話をいただきました。
七澤久子代表理事からは、祓いは、未然の祓いであるということ、祓いと祓いの間に一日があるということ、静かな心をもって無になることが大事であり、そして心の風通しが良くなることで、同時に気血も清まるということのお話をいただきました。御神前の器の教えのお話もいただきました。お正月にはお餅がお祀りされますが、お餅は百の道と書きまして、ももち、と読むことで、神々のお働きの教えがあるということ、器の教えとは、日々のお祓いを行うことによって気付いていくということのお話がございました。そして、来年度の新たな年を迎えるにあたりまして、七澤賢治前代表理事がお伝えされた「大丈夫」という気持ちと、強い意志をもって、新たな年を迎えましょうということのお話をいただきました。
小野寺理事からは、伊勢鎮霊ツアーにおいての気付きのお話をいただきました。先日の12月9日、10日において、圀手會国際委員会の活動が伊勢の地で執り行われましたなかで、小野寺理事が伊勢神宮の神職の方とお会いされまして、伊勢神宮に伝承されるお話をお聞きする機会がございました。お話の中で、献饌を行うことにあたりまして、正中、そして神々に対する角度がとても大事であるということと、外宮の御饌殿(みけでん)において、天照大御神と豊受大御神の、両方の神々が鎮座するということのお話があり、天之御中主神をお迎えするということの、白川学館の学びに繋がることの確認ができたことのお話がございました。そして、来年度の白川学館の活動としまして、白川学館の学びの体系として、第七種神拝作法が入門の作法となっておりますがさらにその前段としての基本に立ち返るということ、土台をしっかりと確認する姿勢が大事であるということのお話もございました。来年度は、白川のおみちを学ぶにあたっての、最初の心づもりを確認するような活動展開が控えているということのお話をいただきました。白川学館に伝わっております、第八種、第九種神拝作法の本義を、あらためて確認させていただきながら、土台となる基本を、共に確認する学びの展開も、来年度より進めさせていただくということのお話をいただきました。
石原理事からは、神話のある国であるということの自覚が大事であることのお話をいただきました。本年度に発足されました、圀手會国際委員会の活動をもって、日本は神話のある国にであることをしっかりと確認するということ、そして、具体的には、一宮プロジェクト、圀之御柱プロジェクトとして、すでに圀手會の共有活動が行われているなかで、各神社の本来のご神体を見極めることの大事さと、神話を備える国のあり方として再確認する学びの場になるということから、圀手會の活動の本義がいかに大事であるかということのお話をいただきました。
(※各お話の詳細は、白川通信にてご確認ください。)
そして、祭祀の後には直会が執り行われ、参加された方々からも、近況のご報告もいただきながら、直会を進めさせていただきました。本年度の白川学館の活動としましては、今月の22日の東京での大祓祭祀、そして大晦日の大祓祭祀が控えているなかで、来年度も、白川学館の歳時記を通じまして、神々のお働きが、公の様々な活動とどのように繋がっているのかということを常に確認させていただきながら、今後の共有の学びを、ますます共に深め広めさせていただきたいと思います。