令和四年 「雛祭祭祀」を執り行う

令和四年三月五日 白川学館雛祭祭祀が執り行われました。本年度はオンライン祭祀として行われましたなかで、雛祭りに由来する品々が献饌されました。三色の菱餅をはじめとして、お菓子の種類、色を含め、天・地・空の器教(うつわのおしえ)を表わす献饌をさせていただき、五節句の一つである雛祭祭祀を、参加者の方々とご一緒に執り行わさせていただきました。

祭祀の後には、七澤久子代表理事よりお話をいただきました。すでに白川通信におきまして配信をさせていただいておりますが、お話のご内容を確認させていただきます。

七澤賢治前代表理事が、生前に音楽を好まれ、世界の楽団の音楽をお聴きなされていたことのお話がございました。独学で自作による子守唄をお作りされ、お子様たちに子守唄をお歌いになり、語りかけをされていたことのお話をご紹介いただきました。その子守唄のリズムが、四分の四拍子の、32秒のリズムをもって、人の心が穏やかに、平穏になり、落ち着くリズムでもあるということ、そして三木成夫博士のご研究におきましても、人類の基本的なリズムにも通ずるということのお話もございました。

祭祀におきましては、丁寧に献饌をすることの大事さ、伝統を継承することの大事さ、そして、日々のお祓いにおきまして、祈りを捧げるときには、祈りの上の高みを目指すことが大事であるということのお話もいただきました。

今現在、アルメニアの子供たちの方々が、日本の俳句を学びながら、アルメニアの現地にて俳句集の本が出版されていることのご紹介もいただきました。

今日の世界の社会情勢のなかで、様々な現象、出来事が生じ、社会不安も伴うなかで、速やかに平穏に落ち着き、人心の安寧、人類の平和、公の幸福を予祝させていただき、そして、電子祝殿において共に発振していくことの本義を確認させていただきながら、今後も皆様とご一緒に祭祀を執り行わさせていただきたく存じます。

よろしくお願い申し上げます。

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