令和四年「皐月 月次祭」を執り行う

令和4年5月15日 「白川学館 皐月 月次祭」が、執り行われました。今月は、電子祝殿にてのオンラインと、リアルの同時開催で行わさせていただきました。祭祀後、七澤久子代表理事よりお話をいただきました。

5月の新緑の時期として、植物の一つひとつが生き生きとしているなかで、様々な花々が色とりどりに咲いている様子をお話いただきながら、祝殿の外にあります楠(くすのき)の樹木のお話をされました。楠(くすのき)は、とても大きく成長、繁茂していますが、最初は枯れるか枯れないかという時期を経て、ひこばえが育ち始め、そこから大木へと成長していくことのお話をご披露されました。

一歩踏み出すことの大事さもお話され、白川の「おみち」を体験、体感することで、自らの心と体に備わることになるというお話もされました。ご修行は個のご修行ではなく、父母、 祖父母、曽祖父母、高祖父母と連綿と続く、遠津御祖神の立場として、ご先祖とご一緒に鎮魂、お祓いができるということに気づくことが大事である、そして、ご先祖様がお喜びされるということがご供養となることのお話も賜りました。

先週におきまして、祝殿の御神前の御国体机と八足のご神具が、渡辺工務店様のお力添えを賜るなか、きれいに磨かれ調えられました。ご神器を通じて、鏡を磨くことの大事さと、自らの心を磨くことの大事さ、そして、ご神器の学びから、一点でも曇りがあるならば、すぐに祓い清めるということの大事さのお話も賜りました。

石原理事よりお話もいただきました。事業活動のあり方について、現代社会の経済システムを踏まえ、世の中の実情を率直にお話いただきながら、「私」の立場と、貢献する「公」の立場においての様々な事業活動のあり方を、公の活動として成り立っていくということの大事さを、真摯にお話いただきました。

自助、共助、公助という言葉も賜りました。自助、共助、公助、それぞれのバランスをもって行なっていくことが大事であるということ、今日の時代においては、それを見極めるには、審神者の立場を自覚して、祓い、鎮魂を行なっていくことであるというお話をいただきました。

振動の世界のお話もいただきました。布斗麻邇(ふとまに)、布留部(ふるべ)、鎮霊(ちんれい)の各階層の振動のあり方を共有されました。今月に圀手會国際委員会主催の能登ツアーがございますなかで、そのときにも、ご当地の鎮魂を行わさせていただくにあたり、過去、現在、未来と、中今に鎮魂することができ、お祓いをすることができることから、新たな振動として、祓い、鎮魂がなされることが可能であるということのお話がございました。

そして、今回、御神前のご神具が磨かれましたなかで、奉献のあり方、奉仕のあり方についても、共有させていただきました。コミュニケーション・プラットホームとしての神と人、祖先と人、自然と人、人と人、人と物といった、それぞれの立場がありますなかで、そのコミュニケーションのあり方を、現代におきましても、祭祀活動をはじめとして共に確認させていただきながら、奉献、奉仕のあり方と生き方が、和の叡智として、精神遺伝子に受け継がれてきていることについて共有させていただきました。

(※各お話の詳細は、白川通信にてご確認ください。)

祭祀後におきましては直会がございました。先月から直会を行わさせていただいておりますなかで、祭祀はお祭りと直会の両輪をもって、はじめてなされるという七澤賢治前代表のお話もございます。お祭りを通じてのコミュニケーションのあり方というものを共有確認させていただきながら、参加された皆さまのお一人おひとりが、それぞれのお立場での近況報告と様々なお話をしていただきながら、親睦を深めさせていただきました。

ありがとうございました。

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