令和四年「先祖供養・月次祭」が執り行われる

令和4年7月の文月の「先祖供養・月次祭」のご報告をさせていただきます。本年の文月の月次祭は、先祖供養祭も執り行われる祭祀となりました。本年度もオンライン祭祀として、そして、式次第におきましては、「施餓鬼供養」も執り行わさせていただきました。祭祀の後には、七澤久子代表理事よりお話が共有されました。

先祖供養・月次祭を通じまして、神々の御加勢を賜る祭祀が連綿と継承されていることは、歴代の天皇の方々、そして白川のおみちをお支えいただきました門人の方々をはじめとする先人の方々のご功績のご布石として継承されてきていること、神々をお迎えさせていただき、「天津日嗣のゆるぐことなく、大和学びの業をお進めください」という言葉のなかに、表されてきているということのお話を共有されました。そして、遠津御祖神を自覚することから、祭祀は、自らの軸を立てる日でもあることのお話もございました。

式次第におきましては、施餓鬼供養も執り行われ、亡くなった方々を弔う、陰膳のお話も共有され、遠津御祖神の自覚のもとに、日々のお食事をご先祖の方々とご一緒に感謝していただくということのお話も共有されました。

暦のお話として、時節毎に言葉があるなかで、中今は宇宙そのものであり、光そのものであるということ、中今を気付かせていただけるのは、天であり、雲であり、風であるということを共有されました。

そして、当方からもお話を共有させていただきました。白川のおみちにおきましては、初めにお迎えする神のおはたらきは、遠津御祖神であること、そして、遠津御祖神をお迎えすることが、白川のおみちの基本のあり方であることを、「はふりめく」のお話から共有させていただきました。

自らの鎮魂をもって、御霊を鎮魂させていただき、霊の所在を確かめさせていただくことで、本来の産霊(むすび)の働きが、霊の階層として見い出され、神々の階層のおはたらきをお迎えすることに繋がるということをお話させていただきました。

そして、今月の「白川だより」におきましても「世界鎮魂化計画」のテーマが、「はふりめく」から掲載されていますなかで、世界のあらゆる歴史上において、御霊を供養させていただき、鎮魂させていただくことの大事さが共有されているなか、白川学館における共有の学びとして、鎮魂という概念が存在しているということを、そして、今日の時代におきましても、鎮魂の本義を共有させていただき、世の中にお役立てさせていただくことの大事さを、お話させていただきました。

令和四年文月の先祖供養・月次祭を皆様とご一緒に執り行わさせていただき、誠にありがとうございました。(斉藤)

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