令和四年「白川学館 八神殿月次祭」が執り行われる

令和四年長月の八神殿・月次祭が9月11日に行われました。今月の9月の月次祭は、八神殿・月次祭として、リアル、そしてオンラインと、電子祝殿にご参加いただき、執り行わさせていただきました。

祭祀におきましては、八神殿の神々のご加勢のもとに、歴代の御皇霊と天皇陛下がご守護されますことを、そして公の平安清明を、皆さまとご一緒にお祈り申し上げさせていただきました。そして、白川学館の学びにおきましての、民間の立場として、八神殿の産霊(むすひ)、そして直霊(なおひ)の働きのあり方を確認させていただきました。

祭祀後の直会におきまして、七澤久子代表理事、白川の祭員スタッフの方々と、ご参加されました会員の皆さまとの親睦がなされ、お一人おひとりのお立場からのご近況をはじめ、様々なお話が共有されました。

祭祀の式次第のお話としまして、七澤久子代表理事よりお話がございました。世界のあらゆる国々の文化文明において、継承が大事に成されてきていることから、白川のおみちも継承が成されてきているなかで、白川のおみちを共に歩む立場として、お一人おひとりが、継承の自覚をもって、共に学びを深めていくことの大事さのお話が共有されました。宮中の内侍所にて、おつとめをなさられていました高谷朝子様のお話もご披露されました。

高谷朝子様のお言葉として、「あな面白し、あな楽し」というお言葉を共有されるなか、一つひとつのことわりを大事にしながら、楽しむことの高谷様のお話と、宮中において、おつとめをなされてきたご姿勢におきましてのお話がご披露されました。さらには、祭祀の前日の十五夜の光と、そして、祭祀におきましても、光が差し込み輝いていたことから、光は生きているということ、そして、「いのち」の「い」は、光のなかに存在し、確認することができる、ということのお話を共有されました。自然とともに感謝の気持ちをもって、生きていくことの大事さをお話されました。

石原理事よりお話を賜りました。石原理事からは、全国の各地方におきましての慰霊・鎮魂の企画を執り行わさせていただき、直接に現地において鎮霊・鎮魂会を行わさせていただいていますなかで、現地の会員の方々の、慰霊・鎮魂のご姿勢の真摯さ、実直さを感じさせていただくこと、そして、今日の時代におきましての、これからの活動の役割について、お話をいただきました。

今回の慰霊・鎮魂の企画におきまして、沖縄、北海道、東北地方の各地方の鎮霊・鎮魂の会を開かさせていただいているなかで、東北地方の慰霊・鎮魂会におきまして、東日本大震災により被災された方々の、当時の様々な環境状況下におきましての出来事を共有されました。そして、今日の時代におきましての、鎮魂の大事さのお話が、石原理事から共有されました。

さらに、今月の月次祭は、八神殿・月次祭ということから、歳時記として、9月に八神殿祭を行うことの意義を共有させていただきました。9月は秋期皇霊祭が控えていますなかで、歴代の御皇霊、天皇陛下をご守護する、八神殿の祭祀を執り行わさせていただき、そして、白川学館の学びの場としても、八神殿の本義の実証確認の大事さを、お話させていただきました。

白川学館の歳時記として、八神殿祭、秋季皇霊祭と続きますなかで、11月には新嘗祭が執り行われますことから、あらためて、民間の立場として、宮中祭祀の学びが共有されていることの大事さを確認させていただき、ますます公に貢献させていただきたいと思います。

令和四年度の八神殿・月次祭におきまして、誠にありがとうございました。

 

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