令和四年「神無月月次祭」を執り行う

2022年10月16日、令和四年 神無月の白川学館月次祭を、オンラインとリアルの同時開催のもとに、執り行わさせていただきました。祭祀後には直会も開かれ、参加者の皆さまからのお話もいただきながら、懇親の場を共有させていただきました。

祭祀の式次第におきまして、七澤久子代表理事をはじめとして、皆さまからお話が共有されました。七澤久子代表理事のお話からは、行が満ちるということ。居住まいを正すことの大事さのお話をされながら、日本の文化には様々な道が存在しており、継続されてきているということのお話がございました。

白川のおみちにおきましても、歴代の先人の方々により継承されているということ、そして、自覚のもとに学ぶ姿勢についてのお話をいただきました。祓串の本義についてもお話いただき、皆さまお一人おひとりの遠津御祖神としての御先祖の繋がりのおはたらきと、125代続いている天皇(すめらみこと)の御継承のおはたらきから、「天津日嗣のゆるぎなく、大和学びのわざ、いや進めに進めしめ給ひ」の言葉として、連綿と引き継がれていることの大事さをお話いただきました。

自らのなかに風を起こす、ということの大事さもお話いただきました。自分自身のなかに風を通すこと、そして土地のなかにも風が通ることの自覚、祝殿において祓い清めがなされ、御先祖がお守りされる土地を清め、自然の風や日や雨のおはたらきも齎されることのお話がございました。お一人おひとりの自らの心のなかに、自ら風を起こし、そして、新たな風として、皆で良い風を作ることで道を開き、未来を創造実現していくことの大事さも共有されました。

石原理事からもお話を賜りました。石原理事からは圀手會の活動の近況のご報告がございました。今月の圀手會の活動として、靖国神社の参拝が控えているなか、英霊の覚悟のお話をされ、国の存続の思い、後世に引き継ぎ繋いでいくこと、命を繋ぐことの大事さをお話いただきました。そして、圀手會の活動においても、祓い・鎮魂・言霊の学びをもって、本来の引き継ぐ尊さを自覚するなかで、公の活動がなされるということを共有されました。

白川学館祭員の横山様よりも、お話を賜りました。横山様からは、自己紹介をされるなかで、白川のおみちの学びに至るまでの御経緯をお話いただきました。七澤賢治元代表との様々なお話の御交流のなかで、祝殿は言葉というものが実現する場所であり、そして言葉が実現するということを共に実証していくことが使命であり、そのために、祓い・鎮魂・言霊が学びとしてあるということをお話されました。

当方からもお話をさせていただきました。奉仕という言葉をテーマとしてお話をさせていただき、祝詞にも頻出する言葉としての「仕え奉る」の言葉は、神に仕え奉る、ということが意義となる表現として用いられてきていること、一方で、現代社会において、相対概念として受け止めたときの、言葉の認識のあり方についてのお話を共有させていただきました。

あらためまして、「令和四年 神無月 白川学館 月次祭」におきまして、誠にありがとうございました。

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