「大八洲国地鎮臨時祭」が執り行われる

5月31日の白川学館 臨時祭におきまして、誠にありがとうございました。「令和五年 白川学館 大八洲国地鎮
(おおやしまのくにのとこしずめ)臨時祭」として、電子祝殿にて、皆さまとご一緒に執り行わさせていただきました。

「大八洲国(おおやしまのくに)」は、古語として、日本はもとより、世界を意味する言葉として、そして「地鎮(とこしずめ)」は、地鎮祭というお祭りの名称として、世間において広く知られていますなかで、大地としての「とこ」を祓い清め、鎮めさせていただくことから、神々のおはたらきへの感謝と、お借りさせていただくことからの恩恵を賜る、という大事なお祭りとして伝わっております。

今回の臨時祭におきましての「地鎮(とこしずめ)」は、近年の自然災害の発生に伴いまして、自然災害を鎮めさせていただくというところからの「とこしずめ」として、さらには、様々な生命活動におきましての、より良い地球環境がもたらされることのおはたらきを予祝させていただくこととして、執り行わさせていただきました。

先日、七沢賢治前代表の「はふりめく」からのお話を共有させていただきましたなかで、人間の不安という想いと、
自然災害との関わりがあることが、説かれているなかで、「人間の不安を含めたものを、堂々と少なくするといった意味合いでの、人間の願いである」ということが、臨時祭の本義として、共有されています。

そのようなところから、今回の式次第におきましても、皆さまとご一緒に、白川のおみちに伝わる神拝作法である、六種鎮魂作法を執り行わさせていただきました。

そして、祓い・鎮魂を執り行わさせていただくことにより、五魂を中府に鎮め、五音と、自然の五行を調えさせていただき、さらには、地球の真核と結び繋がることをもって共に公に生きていることの確認をさせていただいたことと思われます。

本日は6月1日でございます。そして、今月の晦の日には、「夏越の大祓」が控えております。そして、本年度の「夏越の大祓」のテーマの一つとなりますところは、「地鎮(とこしずめ)」でございますなかで、白川のおみちの六種鎮魂作法を行わさせていただき、さらには、五霊神のおはたらきの一つである、地霊神(ちれいじん)が顕現されることとなっております。

大地の地に、霊神と書きましての、地霊神のおはたらきとしてのエネルギー場をもたらす神のはたらきとして、神人一如のもとに、お迎えさせていただくことになります。

そして、日霊神のおはたらきと、地霊神のおはたらき、そして人の立場での産霊(むすび)のおはたらきにより、神人一如のもとに、神々のおはたらきがご加勢され、そして、もたらされることによりまして、公に生きるという生き方を、今日の時代においても確認させていただき、公の平安清明をご一緒に言祝ぎさせていただければと思います。

本年の六月の大祓のお話も共有させていただきましたなかで、白川学館 臨時祭におきまして、誠にありがとうございました。

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