令和五年「白川学館 御田植祭」が執り行われる

6月3日に「白川学館 御田植祭」が執り行われました。本年の御田植祭は、リアルとオンラインの同時開催にて執り行われ、本年の五穀豊穣と公の平安清明を、皆様とご一緒に予祝させていただきました。

祭祀の後には、直会が開かれ、午後からは、ふとまにの里にて、ご参加されました白川学館の会員の皆様、チャイルド・アーツ・アカデミーの会員の皆様、甲府の地域の皆様、スタッフの皆様により、御田植を執り行わさせていただきました。

式次第のお話としまして、当方より共有させていただきました。御田植祭の祭祀におきましての祝詞の中に、泥魂大神(ぬるみたまのおおかみ)のおはたらきが言挙げされていますことから、三部作のご書籍の「鎮魂」から、泥魂(ぬるみたま)のおはたらきのお話を共有させていただきました。

「すべては、泥(ぬる)の中から生まれてくる」のテーマから、第六種神拝作法の鎮魂之拍手におきまして、泥(ぬる)になって元に戻るということ、泥魂(ぬるみたま)となるところが極意であることのお話を共有させていただきました。

そして、最初の創造という役割を持った神、あるいは、神のおはたらきを明確に確認し、実証することの大事さをお話されておりますところを共有させていただきました。

そして、器の教えとしまして、ご神饌には玉苗が献饌されましたことから、主基田(すきでん)、悠紀田(ゆきでん)の両方の田の働きが、統合されることの学びとして、献饌させていただきましたことのお話を共有させていただきました。

神話知の実証の学びとして、各祭祀が執り行われますことを、公の学びとして、ご一緒に確認させていただきながら、神祇祭祀としましての御田植祭から始まり、秋の稲刈り祭、十一月の新嘗祭と、いわゆる高天原の天津神の稲穂の神詔をもって、豊葦原瑞穂国を共に創造実現していくことを、ご一緒に予祝させていただきたいと思います。

本年度の白川学館 御田植祭におきまして、誠にありがとうございました。

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