令和五年「水無月 月次祭」が執り行われる

「令和五年 白川学館 水無月 月次祭」が6月11日に行われました。今月もリアルとオンラインのお立場をもって、6月の月次祭を皆さまとご一緒に執り行わせていただきました。祭祀の後には、直会が開かれ、ご参加されたお一人ひとりから、自らの言葉をもって、ご近況のご報告やお気付きになられたこと、感じられたことをお話いただきました。

式次第のお話としまして、七澤久子代表理事よりお話がございました。日常生活の様々な場面でのお気づきや感じられたことのお話や、ふとまにの里での自然と触れ合うなかでのお話がございましたなかで、自然、大地との共鳴の実感は、「祓いに始まり、祓いに終わる」のお言葉どおりに、日々のお祓いをもって、実感できることのお話を共有いただきました。

そして、日々、お祓いをすることで、惟神(かんながら)の生き方として、どのように生きるかということが導き出され、日々のお祓いをもって、天地と共鳴し、大地が喜ぶことを実感するなかで、命はすべて繋がっていること、すべての人々と繋がることからの、人と人との共鳴からの力強い絆がもたらされることのお話が共有されました。

アルメニア国の方々のご活動のお話も共有され、アルメニアと日本とを、そして、世界とを結ぶ平和活動としての出版事業の(ご状況の)お話もご披露されました。

横山さんからお話がございました。白川学館の本館と隣接しています、お支度場にある立て板の壁に、西村さんの直筆による書が貼られ、書のお言葉である、「我々のその意志に、神がはたらく」という、七澤賢治前代表のお言葉のお話を共有していただきました。そして、自ら意志を発動することの意義のお話をいただき、ご住職であられることからのお仕事上でのエピソードもお話されるなか、「中今」に本当の意志を確認することの大事さをお話されました。

そして、お一人おひとりが、本心からの意志を発動するなかで、ぶつからず、すべてが共鳴し合っている世界が、新たな世界であること、さらには、宇宙創造意志が、我々の意志となって、神々がはたらき、他の人々の意志と共鳴し、響き合う世界があるということのお話を共有していただきました。

当方からもお話をさせていただきました。今月の六月は、水無月であること、そして、同じ漢字をあてるお話として、岐阜県の飛騨の国にて、水を司る神社としてご鎮座されている「水無神社」のお話をさせていただきました。そして、白川のおみちにおきましては、宮中祭祀として、白川のおみちの先人の方々が、水を司る立場としてのお役割を果たされてきたことのお話を共有させていただきました。

今月六月の晦には、夏越の大祓が行われますことから、七澤賢治前代表から共有されているお話をもとに白川学館の公の活動として、宮中祭祀由来の神々のおはたらきをお迎えさせていただくことからの活動であるということ、そして、八神殿のご修行と関わりのある五霊神のおはたらきのあり方を、共有、確認させていただきました。

白川学館 六月月次祭におきまして、誠にありがとうございました。

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