令和五年「霜月 月次祭」が執り行われる

11月12日、令和五年 霜月の月次祭におきまして、リアルとオンラインの同時開催にて、皆様とご一緒に、祭祀を執り行わさせていただきました。式次第後のお話といたしまして、白川学館祭員よりお話を共有させていただきました。

横山さんから、鎮魂におきましてのお話を共有していただきました。日頃、会員の皆様から、鎮魂の難しさのお話を耳にすることから、鎮魂の行い方のお話が共有されました。鎮魂におきましては、本来、常に鎮魂された状態、いわゆる中今の世界があるということ。そして、一方で、鎮魂の難しさに繋がることになる、思考と感情が渦巻く世界が、意識の世界としてあるということ。その二つの世界を知ることで、常に鎮魂された状態の世界においての、創造の起点に立ち戻ることができる、ということのお話を共有していただきました。

山口さんからは、白川学館の各祭祀と講習の活動をテーマとして、今月、来月12月の活動におきましての、白川学館の学びの近況のお話がございました。祭祀の行事におきましては、11月22日、23日に執り行われます、鎮魂祭、新嘗祭、そして、12月1日、2日におきましての伊勢参拝、そして、12月22日には、冬至・臨時祭が行われますことからの、各意義をお話いただきました。祝殿講習におきましても、学びの体系の近況報告と併せて、ご修行のあり方について、お話が共有されました。

当方からお話をさせていただきましたなかで、11月11日に、「白川学館の学び」が基礎講義として開設されましたことから、そして、白川のおみちは、公のための祭祀を司ってきた歴史のあるなかで、入門の学びとなる「白川学館の学び」におきましても、「白川学館の理念」が、七澤賢治前代表のお言葉としてございますことを、共有させていただきました。「白川学館の理念」は、平成22年にお話された文章として、今日も共有されていますことをご確認いただきました。

そして、もう一つのお話としまして、通常、対立概念としての言葉として、二項対立、あるいは、調和という言葉の認識が、意識的にも、無意識的にもございますなかで、白川学館の公の学びにおきましては、祓い・鎮魂・言霊を通じての、階層の明確な言葉の自覚をもって、あらゆる創造活動が展開されることの実証の学びがございますことを、あらためて共有させていただきました。

令和5年11月12日 白川学館 月次祭におきまして、誠にありがとうございました。

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