令和五年「師走 月次祭」が執り行われる

「令和五年 白川学館 師走月次祭」が12月10日に行われました。本年度の月次祭としましては、納めの祭祀となりますなか、甲府の祝殿にお越しの皆様と、オンラインにてご参列いただきました皆様とご一緒に、祭祀を執り行わさせていただきました。

式次第の後にお話が共有されました。七澤久子代表理事からお話がございました。お仕事の一環として、言霊(ことだま)を世界にお伝えすることに繋がる発表の場がございますことをお話され、甲府の祝殿が、言霊を発信する基地としての役割を果たしていることを共有いただきました。

そして、今月の初旬に執り行われました伊勢参拝におきましての出来事をお話されました。2011年に伊勢参拝が行われました当時のお話として、お付き添いのご案内をなさっていただきました崇敬会の社員である方と今回ご再会され、東日本大震災が発生した年に、七澤賢治前代表が風日祈宮をお参りされ、放射能の拡大を防ぐために、風の神のおはたらきにお祈りされたことの御経緯を、崇敬会のお方が詳細に覚えていらっしゃたことのお話を共有されました。

横山さんからお話がございました。私たちが目に見える世界は、全ての世界でもあると、思い込んでしまうことにおいて、本来は、根本の世界がほかにあるということに気づくこと、そして、五十音の世界と言霊があることに気づくことの大事さを、影絵においての自らの手で作り出されるキツネとカニの例えを通じてお話され、すべてを祓っていくことの大事さを共有されました。さらには、立ち位置を換えていくことで、非常にシンプルな世界があることに気づくことの大事さをお話されました。

山口さんからお話がございました。白川学館の歳時記として、本年度も年間祭祀を執り行わさせていただき、そして、今月の22日におきましても、冬至・臨時祭が行われますなかで、あらためて、解説を共有されました。白川のおみちにおきましての祭祀は、自らの意志、公の意志を立てることで、節目の時を迎えることの大事さをお話され、祓い・鎮魂・言霊の学びによるところから公の意志を立て、そして、電子祝殿において、心一つに、各自の意志を集結させ、統べる役割が、白川学館の役割であることをお話されました。

当方からもお話をさせていただきました。今月の22日の冬至・臨時祭のお話をさせていただきましたなかで、様々な祭祀が、年間の御神事として執り行われるなか、自らの意志を置き、時を置くことの自覚をもって、神々の御加勢がもたらされることの大事さと、時空間を祓うことに繋がる祭祀のあり方が、宮中祭祀の白川のおみちに伝承されてきていることのお話を共有させていただきました。

詳細の各お話は、白川通信にてご確認のほど、よろしくお願い申し上げます。本年の白川学館の祭祀としましては、12月22日の冬至・臨時祭、そして、31日の大晦日の大祓祭祀とございます。日々の祓い・鎮魂・言霊の学びのもとに、本年をおさめ、そして、来年度の各祭祀におきましても、公の平安清明を皆様とご一緒にお祈り、言寿ぎさせていただきます。

令和五年 白川学館 師走月次祭におきまして、誠にありがとうございました。

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