令和五年「冬至・臨時祭」が執り行われる

令和5年12月22日に「白川学館 冬至・臨時祭」が執り行われました。「白川学館 冬至・臨時祭」は、甲府の祝殿と、東京会場の明治記念館、そして、オンラインにて各ご自宅からご参列いただきました皆様と、それぞれのお立場で結びつながるなか、電子祝殿にて祭祀を執り行わさせていただきました。

式次第におきましては、東京会場にて、白川学館雅楽顧問の西原祐二(にしはらゆうじ)先生、西原貴子(にしはらたかこ)先生、そして、大窪永夫(おおくぼながお)先生をはじめとする楽師(がくし)の先生方により、宮中雅楽の御奉演を賜りました。

そして、今回は、冬至という時節においての世界的な歴史的経緯として、天文への宇宙・世界観も古くから存在していたことから、星々の鎮魂の儀を執り行わさせていただきました。

式次第の後のお話としまして、七澤久子代表よりお話がございました。今回、冬至として一陽来復を迎えましたところから、「祓いに始まり、祓いに終わる」という一日を、日々過ごしていくことの大事さをお話いただきました。

祝殿という清まった空間の場でのお祓いの大事さと、一つひとつが素晴らしいこと、楽しいことであること、そして一期一会のもとに一つひとつが成り立つことのお話を共有していただきました。そして、富士山の登山の文化におきましての、合力(ごうりき)の御方のお話をご披露されました。さらには、アルメニア国と日本国におきましての、国交樹立30年を迎えましたなかでのお話と、アルメニア国から出版されました【アララトから富士山へ】という御書籍においてのお話がございました。

白川のおみちを学ぶお一人おひとりが、伝承者の自覚のもとに日々を過ごすこと、そして、お一人おひとりがそれぞれに花が咲くように、さらには、瑞気集門(ずいきしゅうもん)という言葉を共有されるなかで、心身を祓い清め、皆が良い御年を迎えていただくことをご報告されました。

そして、当方からもお話をさせていただきました。冬至・臨時祭のテーマとしましては、冬至という時節、臨時祭、電子祝殿、そして大祓と、4つのテーマがありますことを、あらためて、確認させていただきました。

さらには、白川のおみちに伝わる学びとして、そして、白川学館の学びとして確認される祭祀のあり方として、幽祭を司る白川のおみちの役割が連綿と伝わってきていること、そして、幽祭と顕祭の統合をもって、祀りごとが執り行われてきていることの意義を皆様とご一緒に確認させていただくことの学びが、様々に共有されながらも、公のための祭祀のあり方の理解につながることを、お話させていただきました。

甲府の祝殿、東京会場、そして各ご自宅にて、ご参列いただきました皆様とご一緒に、祭祀を執り行わさせていただきましたことを、感謝御礼を申し上げます。そして、ご参列されました皆様、全国からお見守りいただきました皆様、準備期から各御役割のもとに携われました、データム・グループのスタッフ関係者の皆様に、あらためまして、感謝御礼を申し上げます。

令和五年 白川学館 冬至・臨時祭におきまして、誠にありがとうございました。

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